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毒入りブルーベリー

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カテゴリ:素描( 18 )

手帳は続く 第十八回[満員御礼]

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時間を歪ませる装置が誤作動して古代の絶滅生物がギャラリー会場にひしめき群衆が押し寄せる。キナ臭い奴らはもう金勘定をしはじめていた。大はしゃぎする相棒を横目に海獣の亡霊のお陰で初めて満員を体験する画廊オーナーの自分は皮肉な心持ちであった(夢)
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by yanomichiru | 2011-05-13 20:43 | 素描

手帳は続く 第十七回 [草稿]

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覗き見た、ある草原を描いた漫画のコマに驚愕。結果ばかり盲目視し過ぎな自分に喝をいれられた様な…耳を澄ますと足元に答えがある音がした。
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by yanomichiru | 2011-05-08 16:11 | 素描

手帳は続く 第十五回

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逆光の中....
うらないおんなは少女と老婆をいったりきたり。

「メゾンフィナーレ」エスキースより


yanomichiru
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by yanomichiru | 2010-04-23 18:25 | 素描

空の再演

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[手帳は続く 第十四回]

太陽に雪の様なハッカ飴を忘れてきてしまう。
水面下の蛙たちは碧眼の瞳から檸檬汁を落とす。
チューニング音が飛来する釈放記念日に、
手ぶらで旅立つ君が羨ましいよ。
そうか、限り無く白い肌には緑が少し混ってるのか....
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by yanomichiru | 2010-04-10 11:27 | 素描

wake up!

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[手帳は続く 第十三回]
自信が過信へと凶暴化したとたん、僕の成長は止まる。そこに必要なのは自分を客観視する力。
いやいや、そんな小難しいウンチクを垂れる暇あるならまずペンを持って手を動かすべきだろ!
…主観はそう言って微睡みかけた僕を起こそうとする。
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by yanomichiru | 2010-03-30 18:44 | 素描

美術を料理にたとえれば

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[手帳は続く 第十三回]

ダイキ君との何気ない会話で「パンチの利いた料理と淡白な料理、自分の絵を例えるならどっちか?」と聞かれ返答に困る。小生はこってりしてるのにあっさりみたいな相反する要素を同時に感じさせたいから難しい…(だけどラーメンじゃない)
面白いのでいろいろ考えた結果、B級グルメの丼ものが一番近いかなと。

がっつりしたコテコテの中華とかフランス料理のフルコース…
食あたりをおこすくらいの作品をそろそろ描いてみたい。
名店のざる蕎麦のようなストイックな絵もいいけど、それは巨匠になって悟りを拓いてからでいいや(笑)
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by yanomichiru | 2010-03-22 18:03 | 素描

火の鳥を本棚に

[手帳は続く 第十二回]
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手塚治虫の「火の鳥」愛蔵版全巻セットを古本屋で見つけて衝動買い。
改めてこの漫画の格の違いを思い知る。

人間のあらゆる業を掘り下げたところに希望を垣間見せる意地悪なセンス。神様は…ドス黒い!

「世界は綺麗ごとでは語り尽くせない」僕にとってこの本はそんな教典だ。


(ムーピー欲しい)
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by yanomichiru | 2010-03-16 20:54 | 素描

私の手袋

[手帳は続く 第十一回]
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高校生の頃、無理して買った裏地にカシミヤをあしらったキャメル色の革手袋。
高い買い物をすると、言い訳のように「10年使うから」と自分に言い聞かせてい
た。そのくせ当時は「10年先の三十近い自分はずっと大人びた格好をしていてそ
の手袋はもはや似合わないんだろうな」と予想していた。
でも、使えば使う程、手に馴染んで、革の色は深みを帯びて、破れては縫って直
し、ずっと使い続けてきた、第二の皮膚みたいな手袋。
それを不注意にも先週落として無くしてしまった。
奇しくも、今年で三十歳になる私はというと…
格好も思考も未だに大人びることが出来ないでいる。
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by yanomichiru | 2010-03-09 11:18 | 素描

異形のものたち

[手帳は続く 第十回]
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例えば…どう見てもヒーローには見えない失敗作みたいな造形のキカイダー(アシ
ンメトリー過ぎて、頭とかズレちゃってる)
例えば…今なら絶対R指定扱いになるであろうアニメーションのAKIRA(SFの殻
を被ったホラー?!)
例えば…嫌悪感しか伝わってこない不快なリズムのトーキングヘッズの音楽
例えれば…美術の教科書で初めて見たゾンビじみたシーレの自画像
例えば…楳図かずおの描くチキンジョージ


最初にトラウマになる位の拒絶感を味わった体験程、それがふとしたきっかけで
溶解した後の恍惚度は限りがない。
憎さ余って可愛さ百倍。
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by yanomichiru | 2010-02-28 23:15 | 素描

手帳は続く 第九回

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名前しか知らなかったロマン・ポランスキーの「ローズマリーの赤ちゃん」を大樹君に借りて観た。光輝く抜群のタイトルからは想像出来ないおっそろしい話で…全編を貫く不穏な予兆と鮮やかゆえに恐ろしい色の数々、ミア・ファローが持つ美しく繊細なフォルムに捉え処の無さを意識的に生み出す心理描写が絡まっていく。
後半のあの畳み掛ける展開は、例えばピカソが最高の絵を塗り潰して、上からそれを超えるものに描き直すような圧巻さで我が脳ミソはエンドルフィンで号泣する。(でも君には僕以上にこの映画を好きになってはもらいたくない実に妙な気分なんだ)
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by yanomichiru | 2010-02-23 19:54 | 素描